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  • アッパー・イーストでアングロサクソンに道を譲らせる方法

    アッパー・イーストでアングロサクソンに道を譲らせる方法

    中垣:別にそのための方法を模索しているとかではないねんけど…ニューヨークの右上、セントラルパークの東側のアッパー・イーストって呼ばれるエリアがあるねんな。

    松田:はいはい。

    中垣:フレンズとかゴシップガールとか、ああいう昔ながらのセレブリティが住むような、東京やと松濤とか城南五山みたいなとこやと思ってくれたらいいねんけど。

    松田:はいはい。

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    中垣:おれがそこを歩いてると道を譲ってもらわれへん…というか、狭い歩道でお互いが向かってきたとき、絶対に向こうはよけへんのよね

    松田:なるほどね。それ最終的には中垣が譲るんやんな、別に肩ぶつけにいったりはせんよな?

    フィジカル弱いくせにぶつけて揉めるアホ

    中垣:そうやね、おれはぶつけにいったりはしないね。

    松田:まあそう。

    中垣:…やってんけど、先週風邪が治った病み上がりでメトロポリタン美術館に行こうと思って。それでどういう服を着ようか考えてんけど、あまり元気がないからチャレンジしたい気持ちもなくて、それで普通にパーカーとジーパンみたいな、自分の美学が反映されている範囲で一番ノーマルな服装をしてたのね

    松田:はいはい。

    中垣:そしたらあいつら、めっちゃよけてくれるねん。まあよけてくれるっていう言い方もおかしいねんけど、でもみんな普通によけるねん。むしろ俺がよけへんくらいで、「あれこれなんでやろう」とか思って。

    松田:うんうん。

    中垣:あまりに病気でしんどそうみたいなんではないんよ、別に回復はしてるから。

    松田:はいはい。

    中垣:ここでちょっと思ったのが…もちろんサンプルが少ないから感覚的な話やねんけど、彼らが道を譲らないときに起こっていることって、別に人種差別ではないんじゃないかと思ってん

    松田:はいはい。

    中垣:要は彼らとしては、きっと人間たるものこうあるべきみたいな美学があるわけじゃないですか。それを実践できているかどうかの指標が明確にある感じがするというか、彼らとしてもそういうことで守ってきたエリアでもあるし。

    松田:なるほど。分かる、分かるで。

    中垣:そこで普段のおれが、いろんな色の服を着て「やったるわい」みたいな感じで歩いていたら、それは土足で踏み入られている気にもなるというかね。

    色多いときそういう気持ちやったのね…

    松田:そこで道を譲らないことによってね、彼らのアイデンティティが守られる部分もあるわけやしね。

    中垣:そうそう、それをなんか直感した。まずもう目線が違うねん、よけへんときっていかにも排斥的というか、異物を見るような目線なわけ。

    松田:うんうん。

    中垣:でもよけるときって「こんにちはいい天気ですね」みたいな感じなわけよ。いつもと違って自分には元気がなくて、言うたら慎ましやかながら最低限の美学は実践しているっていう、そのスタンスに向こうからしたら「そうそう」ってなるわけ

    松田:笑

    中垣:しかもわざわざ「そうそう」ってなるまでもなく、それを一瞬で見て判断してるんやろうなとか思って。なんかすごく納得してしまったよな。

    松田:まあそれにな、そういうこと自分も別にするしな。

    中垣:そう考えると妥当っちゃ妥当なのよね。彼らはずっとそこに住んでいて、自分たちの場所なわけで。ある意味すっきりはしたかな。

    松田:まあ…だいぶ適当な例やけど、東京ミッドタウンで地方のイオンみたいなやつが騒いでたら、そら蹴ろうみたいな気持ちにはなるやん。

    中垣:気持ちにはね笑

    松田:それで実際に蹴ったらあかんねんけど、でも心の中では蹴るやん。おれはそんな自分が嫌いじゃないし、今後の人生それでええと思ってるねん。そういう感じやんね。

    中垣:うん。だからこれさ、人種差別とは全然違うやん。

    松田:そうやんな、全然ちゃうよな。

    中垣:メンタリティとしては全然違うねんけど、そこを取り違えることって多そうというか、なんならほぼそうなんじゃないかくらいに思うよね。

    松田:あ、人種差別的なそれがね。

    中垣:そうそう。人種がどうというよりは…そこをホームにしている人たちの、自身の文化の蓄積に対する誇り、それは尊重しろよろいう目線が大きいような気がするねんな

    松田:郷に行っては郷に従えね。

    中垣:もちろん確かにそれだけではないねん、例えばじゃあ日本人がフランスに行ったときとタイに行ったときでは、レストランでの注文のしやすさが違うのはみんな感じることやと思うねん。

    松田:はいはい。

    中垣:ただいったんのところ単純化してしまうと、別にどんな人であってもさ、しゃんとしてピシッと服を着てたら、あんまそういうトラブルってなさそうやん。そういう適切なハリがあればさ。

    松田:分かるよ。ほんまにまじで1ミリも知らんけど、誇り高き華僑みたいなやつやろ。まあまじで雰囲気でしか言ってへんねんけど。

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    好きな映画のひとつ。これに出てくる中国人青年は今回の例によく当てはまります。

    中垣:笑 まあすごくセンシティブやけど、そういう認識の方が健全な気がするな。

    松田:あとはあれやね。この捉え方がいいのは、彼らと外形的には必ずしも同じ振る舞いしなくていいんだという点やね

    中垣:そうそう、別にしなくていいんよ。おれも実際にしていなかったし、そもそもの見た目も違うからね。

    松田:なんていうのかな…要は実家のソファに座っているような、ほんまの意味で泰然としたマインドでおるんであれば、どこに行っても大丈夫というか。

    中垣:そう、そうやんね。

    松田:もちろんそのマインドであればそうはならんでしょというか、そのマインドの欠如の証明となるような振る舞いも一定はある気がして、そういう意味では外形的な条件もまあなくはないと思うけどな。

    中垣:あとこれさ、オールドマネー的な話とも近いよね。

    松田:思う思う。

    中垣:正しい意味での保守、みたいな。

    松田:つまり…まあ難しいけど、例えば時計ならパテックでもスウォッチでも実はどちらでもいいんだけれど、でもウブロはだめみたいな。

    中垣:うんうん。

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    いま買える中ならこれが好きだし、買った

    松田:そこで仮に中垣が派手な服装をしていたのだとすれば、それはウブロを着けていたのと同じことになるんやと思うねん。

    中垣:あ、でもめっちゃ分かる。それはほんまにそうやな。

    松田:そういうものでさえなければ、パリッとしたスーツでも、そのときの中垣みたいな格好でも、それはパテックかスウォッチかの違いなだけで、本質的な問題はないんやと思うな。

    中垣:そうやんな、そうやんね。

    松田:ただしスウォッチを着けていて、そのことを恥じていそうな雰囲気であればそれはそれであかんかったりする。これ難しいとこやねんけどな。

    中垣:そうやな、それはそうや。しかも実はウブロでも問題ないやつもいたりするんやんね。

    松田:まあ…原理的には否定できない、まずいないと思うけど。

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    中垣:だから変に気も使わない方がいいしね。自分は相手のことをリスペクトするし、相手にも自分のことをリスペクトしてもらうしみたいな。

    松田:そうやんね。求められるのはリスペクトをするし…自分がリスペクトされることも知っているっていう感じじゃないかな。より自分的にしっくりくる言葉で言うと、他人のことは脅かさないし、自分が脅かされることも知らないっていう感じ? そのことを一挙手一投足を通じて表現できていることが大事な気がする

    中垣:そのリスペクトするしされるしっていうことの実践、これ松田は昔からたぶん上手やん。

    松田:そんな気はする。

    中垣:わりとずっとそんな感じやと思うねん。でもこれは普通にいいことやと思うねん、場面次第で程度は変わるにしても、わりとみんなした方がいいと思う。

    松田:まあそうやんな。

    中垣:それを具体的にどうすればいいのってところまで言語化できればいいねんけど…でもそうなるとなかなか難しいよね。

    松田:うんうん。

    中垣:言ったらこれさ、『嫌われる勇気』とかと同じところがあるやん。結局おれは読んだことがないんよね、それは読む必要がないから。

    松田:はいはい。

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    中垣:でも逆に、読む必要があるやつは読んでも実践ができないんよね。もう全部そうやんか。

    松田:まあ確かにな…

    中垣:そこの糸口がより具体的な説明によって開かれるのであれば…いいなと思ってんけどな。まあちょっとすぐには難しいよな。

    2024年10月12日
    Instagram Live

  • アッパー・イーストでアングロサクソンに道を譲らせる方法

    アッパー・イーストでアングロサクソンに道を譲らせる方法

    中垣:別にそのための方法を模索しているとかではないねんけど…ニューヨークの右上、セントラルパークの東側のアッパー・イーストって呼ばれるエリアがあるねんな。

    松田:はいはい。

    中垣:フレンズとかゴシップガールとか、ああいう昔ながらのセレブリティが住むような、東京やと松濤とか城南五山みたいなとこやと思ってくれたらいいねんけど。

    松田:はいはい。

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    松田:なるほどね。それ最終的には中垣が譲るんやんな、別に肩ぶつけにいったりはせんよな?

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    中垣:そうやね、おれはぶつけにいったりはしないね。

    松田:まあそう。

    中垣:…やってんけど、先週風邪が治った病み上がりでメトロポリタン美術館に行こうと思って。それでどういう服を着ようか考えてんけど、あまり元気がないからチャレンジしたい気持ちもなくて、それで普通にパーカーとジーパンみたいな、自分の美学が反映されている範囲で一番ノーマルな服装をしてたのね

    松田:はいはい。

    中垣:そしたらあいつら、めっちゃよけてくれるねん。まあよけてくれるっていう言い方もおかしいねんけど、でもみんな普通によけるねん。むしろ俺がよけへんくらいで、「あれこれなんでやろう」とか思って。

    松田:うんうん。

    中垣:あまりに病気でしんどそうみたいなんではないんよ、別に回復はしてるから。

    松田:はいはい。

    中垣:ここでちょっと思ったのが…もちろんサンプルが少ないから感覚的な話やねんけど、彼らが道を譲らないときに起こっていることって、別に人種差別ではないんじゃないかと思ってん

    松田:はいはい。

    中垣:要は彼らとしては、きっと人間たるものこうあるべきみたいな美学があるわけじゃないですか。それを実践できているかどうかの指標が明確にある感じがするというか、彼らとしてもそういうことで守ってきたエリアでもあるし。

    松田:なるほど。分かる、分かるで。

    中垣:そこで普段のおれが、いろんな色の服を着て「やったるわい」みたいな感じで歩いていたら、それは土足で踏み入られている気にもなるというかね。

    色多いときそういう気持ちやったのね…

    松田:そこで道を譲らないことによってね、彼らのアイデンティティが守られる部分もあるわけやしね。

    中垣:そうそう、それをなんか直感した。まずもう目線が違うねん、よけへんときっていかにも排斥的というか、異物を見るような目線なわけ。

    松田:うんうん。

    中垣:でもよけるときって「こんにちはいい天気ですね」みたいな感じなわけよ。いつもと違って自分には元気がなくて、言うたら慎ましやかながら最低限の美学は実践しているっていう、そのスタンスに向こうからしたら「そうそう」ってなるわけ

    松田:笑

    中垣:しかもわざわざ「そうそう」ってなるまでもなく、それを一瞬で見て判断してるんやろうなとか思って。なんかすごく納得してしまったよな。

    松田:まあそれにな、そういうこと自分も別にするしな。

    中垣:そう考えると妥当っちゃ妥当なのよね。彼らはずっとそこに住んでいて、自分たちの場所なわけで。ある意味すっきりはしたかな。

    松田:まあ…だいぶ適当な例やけど、東京ミッドタウンで地方のイオンみたいなやつが騒いでたら、そら蹴ろうみたいな気持ちにはなるやん。

    中垣:気持ちにはね笑

    松田:それで実際に蹴ったらあかんねんけど、でも心の中では蹴るやん。おれはそんな自分が嫌いじゃないし、今後の人生それでええと思ってるねん。そういう感じやんね。

    中垣:うん。だからこれさ、人種差別とは全然違うやん。

    松田:そうやんな、全然ちゃうよな。

    中垣:メンタリティとしては全然違うねんけど、そこを取り違えることって多そうというか、なんならほぼそうなんじゃないかくらいに思うよね。

    松田:あ、人種差別的なそれがね。

    中垣:そうそう。人種がどうというよりは…そこをホームにしている人たちの、自身の文化の蓄積に対する誇り、それは尊重しろよろいう目線が大きいような気がするねんな

    松田:郷に行っては郷に従えね。

    中垣:もちろん確かにそれだけではないねん、例えばじゃあ日本人がフランスに行ったときとタイに行ったときでは、レストランでの注文のしやすさが違うのはみんな感じることやと思うねん。

    松田:はいはい。

    中垣:ただいったんのところ単純化してしまうと、別にどんな人であってもさ、しゃんとしてピシッと服を着てたら、あんまそういうトラブルってなさそうやん。そういう適切なハリがあればさ。

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    中垣:笑 まあすごくセンシティブやけど、そういう認識の方が健全な気がするな。

    松田:あとはあれやね。この捉え方がいいのは、彼らと外形的には必ずしも同じ振る舞いしなくていいんだという点やね

    中垣:そうそう、別にしなくていいんよ。おれも実際にしていなかったし、そもそもの見た目も違うからね。

    松田:なんていうのかな…要は実家のソファに座っているような、ほんまの意味で泰然としたマインドでおるんであれば、どこに行っても大丈夫というか。

    中垣:そう、そうやんね。

    松田:もちろんそのマインドであればそうはならんでしょというか、そのマインドの欠如の証明となるような振る舞いも一定はある気がして、そういう意味では外形的な条件もまあなくはないと思うけどな。

    中垣:あとこれさ、オールドマネー的な話とも近いよね。

    松田:思う思う。

    中垣:正しい意味での保守、みたいな。

    松田:つまり…まあ難しいけど、例えば時計ならパテックでもスウォッチでも実はどちらでもいいんだけれど、でもウブロはだめみたいな。

    中垣:うんうん。

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    松田:そこで仮に中垣が派手な服装をしていたのだとすれば、それはウブロを着けていたのと同じことになるんやと思うねん。

    中垣:あ、でもめっちゃ分かる。それはほんまにそうやな。

    松田:そういうものでさえなければ、パリッとしたスーツでも、そのときの中垣みたいな格好でも、それはパテックかスウォッチかの違いなだけで、本質的な問題はないんやと思うな。

    中垣:そうやんな、そうやんね。

    松田:ただしスウォッチを着けていて、そのことを恥じていそうな雰囲気であればそれはそれであかんかったりする。これ難しいとこやねんけどな。

    中垣:そうやな、それはそうや。しかも実はウブロでも問題ないやつもいたりするんやんね。

    松田:まあ…原理的には否定できない、まずいないと思うけど。

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    中垣:だから変に気も使わない方がいいしね。自分は相手のことをリスペクトするし、相手にも自分のことをリスペクトしてもらうしみたいな。

    松田:そうやんね。求められるのはリスペクトをするし…自分がリスペクトされることも知っているっていう感じじゃないかな。より自分的にしっくりくる言葉で言うと、他人のことは脅かさないし、自分が脅かされることも知らないっていう感じ? そのことを一挙手一投足を通じて表現できていることが大事な気がする

    中垣:そのリスペクトするしされるしっていうことの実践、これ松田は昔からたぶん上手やん。

    松田:そんな気はする。

    中垣:わりとずっとそんな感じやと思うねん。でもこれは普通にいいことやと思うねん、場面次第で程度は変わるにしても、わりとみんなした方がいいと思う。

    松田:まあそうやんな。

    中垣:それを具体的にどうすればいいのってところまで言語化できればいいねんけど…でもそうなるとなかなか難しいよね。

    松田:うんうん。

    中垣:言ったらこれさ、『嫌われる勇気』とかと同じところがあるやん。結局おれは読んだことがないんよね、それは読む必要がないから。

    松田:はいはい。

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    中垣:でも逆に、読む必要があるやつは読んでも実践ができないんよね。もう全部そうやんか。

    松田:まあ確かにな…

    中垣:そこの糸口がより具体的な説明によって開かれるのであれば…いいなと思ってんけどな。まあちょっとすぐには難しいよな。

    2024年10月12日
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  • m-flo、ほんまに好きでよかった

    m-flo、ほんまに好きでよかった

    松田:ガッシュがええのはさ、なんかほんまにわけ分からんみたいなやつがいっぱいおんねん。

    中垣:そっか、普通にダイバーシティみたいな感じなんや。

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    雷句誠『金色のガッシュ!!完全版(1)』BIRGDIN BOARD Corp.

    松田:そう。なんやろうな…ラベルを超えた先にある、ほんまにクラスにいそうな感じの多様性やねん

    中垣:世界ってこうじゃん、みたいな。

    松田:そうそう。

    中垣:例えばさ、ボーボボとかブリーチってカオスなキャラいっぱいおるやん。ああいうのは好きなん?

    松田:まずな、機会の問題でそのどちらも知らんねん。ガッシュに関しては実家に全巻あったからそれで知っているだけで。

    中垣:はいはい。

    松田:し、別に自分が好きで買ったわけでもなくて、あったから読んだだけやねん。

    中垣:それも不思議やけどね。

    松田:祖父母が書店やってたから、ちょっと欲しいとか言ったら全巻投下されるみたいなんがあってん。それで弟が言ってうちにやってきたんかな。

    中垣:そうか、なんかそういう話あったな。

    松田:だからガッシュについてしか知らんねんけど…ガッシュって出てくるみんな怪物みたいな感じで、あいつらが人間とニコイチになって王様決定戦を地上でやってるって話やねん。

    中垣:あ、そうなんや。はいはい。

    松田:ほんでガッシュが最後まで勝ち抜いて王様になるって話やねんけど…ここで大事なのは、ガッシュはやさしい王様になって、みんなで仲良く暮らしたいねん。負けたやつは基本そこで終わりで身体もなくなるみたいなノリやったはずやねんけど、自分が王様になって負けたみんなも元に戻してあげたいねん。

    中垣:そういうことか、勝てばいいってだけではないんや。

    松田:そう。戦いながらみんなが仲間になってくれるし、ガッシュを信じて託してくれる感じやねん。ガッシュは勝つねんけど、敗者を圧倒して排除するのではないねん

    中垣:なるほどね。それでいうと松田はブリーチは好きじゃないと思うよ。おれもあんま好きじゃない、悪ノリがすぎるのよ。ボーボボは小学生みたいなことずっとしてるからいいねんけど。

    松田:なるほどね。

    祖母は当時、何度教えても『ボボボーボ・ボーボボ』が言えず困ってました

    中垣:やっぱり外部性がないというかさ、そこを通じて世界に繋がっていく感覚に乏しい作品やと思うな。ノリは悪くないねんけど、でもちょっとXっぽいかな。

    松田:それはちょっとあかんね、外を向いてるふりして内側しか見てへん感じね。

    中垣:そうやね。

    松田:あとガッシュな、最後にまじで救いがたく闇の側で、闇すぎてもはや光みたいなやつが敵として残っててんけど、そいつもちゃんと最後は元に戻してあげてたような気がする。

    中垣:なるほどね。でも松田が好きなものって実際松田が好きそうやし、それっていいよな。

    松田:あ、ほんまに?

    中垣:だってm-floも松田好きやん? 音楽としてというよりはグループとしてというか…PVの感じとか。

    松田:それはそうやな。

    中垣:それはやっぱり分かるもん。つまり松田が好きっていうのとおれが好きっていうのが重なるポイントがm-floなんよ。

    松田:なるほどね笑

    中垣:おれは音楽路線で好きやねんけど、きっと松田は世界観路線で好きやし、おれもあの真の意味でのインクルーシブさみたいなものに救われている部分はあるし

    松田:真の意味でのインクルーシブさ、それはまじであるな。

    Aと、それと背反なĀが存在する(ように見える)とき、AでもĀでもいいよねというスタンスはダメダメの1.5流、見せかけのインクルーシブです。
    AとĀとの分別は観念の上での虚構にすぎません。その境界が引かれる以前、対立の残滓さえ拭い去られた地平から立ち上がる無分別の存在を認められるか、これこそがinclusivityにとって最大の試練と言えるでしょう。

    中垣:そうそう。あとは彼らの生い立ちが特殊っていうのもあるし…てかおれXGがすごいって共有メモに書いてたやん?

    松田:あれほんますごかったね、おれこの一週間ずっと聴いてたもん。

    XG / YouTube

    中垣:分かる。おれも一週間ずっと聴いてるし、PVもずっと見てる。

    松田:おれも大きいモニターにほんまに見なあかんやつ映して、ラップトップのディスプレイにこっそりPV流してた。

    中垣:あれはやばいよな。もちろん音楽だけで言ったらすごい音楽なんていくらでもあるねんけどさ、総合的にというか、おれ的に一番しっくりきている表現で言うと…あれはいろんなものを浄化してると思ってん。

    松田:はいはい。一番最初のフェーズにおいてはさ、何かとの対立においてしか表現し得ないものってあるわけやん。そういうのを全部詰め込んで、かつ摩擦がない感じがすごくある

    中垣:あ、そうやな。それめっちゃしっくりくるな。そこに写っているどのピースも、この時代にああいう表現をすることで、全てが自然なものとして形になっているっていう

    松田:うんうん。

    中垣:金字塔じゃない、あれまじで。

    松田:あのPVさ、ずっと「普通ですけど」みたいな感じやん?

    中垣:そう、でもあれおかしいよね。ずっとおかしいねん笑

    松田:あれがいいねんな。

    中垣:あれ絶対AIめっちゃ使ってるやん、でもそれがいやらしくもなくてさ。だからちょっと…2024年まで生きていてよかったって、ああいうの見ると思うよね。

    松田:いやほんまに。

    中垣:実家帰ったらおじいちゃんとかおばあちゃんに見せてあげようかな。絶対分からへんと思うねんけど、でもあなたはこういうのが生まれる時代まで生きたんだよって伝えたい。

    鬼じゃん

    松田:いや、あれはすごい好きやったな。

    中垣:他にもあれはいろんなレイヤーですごくてさ、例えば…まあ松田の方が楽しめる部分もあると思うねん。

    松田:はいはい。

    中垣:あれはもうひとつの見方としては、日本-韓国-アメリカの文化のバトンという側面があるわけ。日本-アメリカというインタラクションを通じて積み上げられた文化は既にあって、韓国とアメリカとの間でもそれはあるわけですよ。

    松田:なるほどな。

    中垣:BTSとかBLACKPINKとかね。ただ残念なことに日韓の文化はさ、アメリカとかヨーロッパを経由しないとインタラクトできない部分があったりするわけやんか。

    松田:まあ言いたいことは分かる。事実がどうかは知らんが、日米韓やと軍事演習できるけど日韓やとなんかちょっとちゃう感じになるみたいな。

    中垣:あ、そうそう笑

    松田:事実がどうかは知らんで。

    今日のレトリック
    「事実がどうかは知らんが」

    中垣:…みたいな中で、m-floというグループいるわけやん。VERBALは韓国人やし、LISAはコロンビアにルーツがあって、☆Taku Takahashiは日本人で、3人ともアメリカンスクールで出会ってて。

    松田:はいはい。

    中垣:てかVERBALって結構エリートなんやんね。日経新聞のインタビュー読んだことある?

    松田:ないわ。

    日本経済新聞

    VERBAL なぜ米エリート証券マンからラッパーに? – 日本経済新聞

    中垣:読んでみてほしい、なんか結構すごかった。VERBALってアメリカの大学出て現地で就職して、しばらく証券会社で働いてるねん。

    松田:ばりおもろいやん。 

    中垣:なんか普通にエリートやねん。ただラップも好きやからって感じで。で…m-floってすごいグループやんか。絶対にそのポジションからはブレないというか、J-POPっちゃJ-POPやねんけど、でもずっとm-floであり続けてさ。

    松田:うんうん。

    中垣:きっとメンバー全員どこかでアイデンティティクライシスがあっただろうし。それで…the Love Bugって曲があるやん、あれなんかはfeaturing BoAやからね。

    松田:うんうん。

    中垣:もちろん韓国にルーツのある人が日本の芸能界で活躍するみたいなのは昔からあったわけやけどさ、韓国の人が韓国人として日本でデビューするみたいな例はBoAとかくらいからやん。

    松田:はいはい。

    中垣:そもそも今のK-POPを見れば分かるけど、韓国とアメリカって独特の結びつきがあって、ヒップホップ文化は韓国の方が圧倒的に進んでたっぽいねんな。だからVERBALは結構難しいはずやねん、実は韓国でやった方が評価されやすい音楽を日本でやってたみたいな。

    松田:はいはい。

    中垣:その3つの国の間に立っているような感覚がすごく強かったであろう中で、それでも日本でやって、BoAをフックアップして…それでthe Love Bugの歌詞を見てみるとさ、サタデイにライミングする形でサランへって言ってるねん。これをやってるのは絶対にBoAやからなんよね。

    松田:なるほどね。

    中垣:その辺をどの程度に見せるかっていう、それはすごく難しかったんじゃないかと思うねんな。だって今ならまだ話はちゃうけどさ、20年前でしょ。そこで我慢した部分もあったんじゃないかな。

    松田:まあまあ。

    中垣:そういう文脈があって、ようやくBTSとかBLACKPINKみたいに突き抜けた王道の存在が出てきて、その結果NewJeansみたいなものも変化球として出せるようになるわけやん。

    松田:うんうん。

    中垣:そのNewJeansが採用した音楽っていうのが、USヒップホップではなくてUKのクラブサウンドなわけやん。2stepとかgarageとか。

    松田:うんうん。

    中垣:そこで「おやおやそれは20年前の日本でやってたやつがいるんだぜ」ってなって、それがm-floなわけやん。で…XGっていうグループはちょっと特殊やねん。メンバーは日本人やねんけどプロデュースの体制は韓国のそれなんじゃないかな、だってあのクオリティってちょっと異様やし。

    松田:なるほど。

    中垣:そこでm-floの曲をサンプリングするっていうのは、単純にいい曲だからってサンプリングする以上の意味があるわけよ。

    松田:なるほど。

    タタタラタラタッタ〜🎵

    中垣:要は全員が手を繋いでんのよね、泣けるよね。

    松田:ひとつの達成やね。

    中垣:そうなんよ、ほんまに。文化ってこうだよなって。UK garageと2stepの影響を受けて☆Taku Takahashiが曲を作って、そこにアメリカの影響を受けたVERBALがラップをのせて、そのバトンをXGのためにずっとそこで握っててん

    松田:はいはい。

    中垣:それで、やっと韓国でBTSとかBLACKPINKが出てきて、NewJeansも出てきて、その影響を受けて日本でも韓国のやり方でアイドルをプロデュースしようって流れがあってXGが出てきて…そのXGが採用したサウンドがm-floのサンプリングやったわけ。

    松田:おお、すごい。

    中垣:そういうコンテクストがあって、そこにのっている曲もPVもあのクオリティって、もう敵わないよね。東アジア音楽の金字塔じゃない?

    松田:うん。

    中垣:一人の天才による何かとは別のものとして、いろんな人が関わりあって生まれたものとして、共同で作る何かとしてね。

    松田:なるほど。

    中垣:まあm-floはね、ちょっと早すぎたんやろうなとは思う。もうちょっとあくがあった方がいい時代に、あそこまで達観したものを出すっていうのはね。

    松田:おれがm-floの音楽について分からんなりに分かるのがさ、あまりに風通しがいいというか、カラッとしてるのよね。それは聴けば分かるな。

    中垣:してるしてる。それはいろんなところに現れていてさ、例えば☆Taku Takahashiの作るサウンドの躊躇のなさとかね。あれはほんまに彼がそのときどきではまっている音楽をやってるだけって感じやから。だから初期の2step以降はおれはあんまり聴かへんねんけど。

    松田:なるほど。

    中垣:あとはフィーチャリングする相手、m-floの場合はlovesって言うけど、いい意味で見境がないんよね。だって和田あきこもやってるくらいやし…これもきっと意味があるんやって。

    ――結成4年の02年になぜLISAさんが脱退したのですか。

    「m‐floがデビューした直後から曲がヒットしたのですぐに仕事で忙しくなってしまいました。僕らも結構、頑張ったと思いますが、どうしてもストレスがたまると互いにピリピリしてくる。それにLISAは以前からソロ活動に専念したいという強い気持ちがあったようです。『脱退したい』と突然、LISAから告げられたときは、僕からすると、やや唐突でショックを受けました。せっかくm‐floとして売れていて、色々なことができるのにもったいないなというのが正直な気持ちでしたが、『本人が脱退したいと言っているのだから仕方がないか』と最終的に判断しました」

    「ただ困ったのがボーカルです。そこで固定ボーカルは置かずに、毎回異なるゲストボーカルを迎えて曲を作るという『Lovesプロジェクト』を始めてみることにしたんです。これは米人気歌手のファレル・ウィリアムスさんが率いるプロデューサー・ユニット『N.E.R.D』のようなフィーチャリング(客演)文化が根付いている米国のモデルをベースにした発想です。これまで坂本龍一さん、和田アキ子さん、Charaさん、BoAさんら40以上のアーティストとコラボしてきました」

    日本経済新聞

    m‐flo、15年ぶり完全復活 VERBALが語る絆 – 日本経済新聞

    松田:うんうん。

    脱退後のLISAと一緒にヒモとして世界一周旅行に行った(と言って憚らない)知り合いがおる顔

    中垣:もう全員とやってるし、それをlovesって言ってるのも素敵やん。もちろんBoAもやるし、Crystal Kayみたいなこれから出てくるR&B歌手もフックアップするし、遡ればDev Largeともやってるし。

    松田:うん。

    中垣:もうあらゆるジャンル、年齢、性別、ルーツのアーティストがm-floには登場するねん

    松田:ええやん。

    中垣:まあその見境のなさが自分はm-floのファンですと言いにくくしているところもあってん、好きな曲もそうじゃない曲もあるから。でも今はむしろそれがええんかなって思ってる。

    松田:うん、めっちゃええやん。

    中垣:m-floはまじですごい。ほんまに好きでよかった。

    松田:今回のタイトル、それで決まりやな。

    2024年10月26日
    Instagram Live

  • m-flo、ほんまに好きでよかった

    m-flo、ほんまに好きでよかった

    松田:ガッシュがええのはさ、なんかほんまにわけ分からんみたいなやつがいっぱいおんねん。

    中垣:そっか、普通にダイバーシティみたいな感じなんや。

    Amazon.co.jp

    雷句誠『金色のガッシュ!!完全版(1)』BIRGDIN BOARD Corp.

    松田:そう。なんやろうな…ラベルを超えた先にある、ほんまにクラスにいそうな感じの多様性やねん

    中垣:世界ってこうじゃん、みたいな。

    松田:そうそう。

    中垣:例えばさ、ボーボボとかブリーチってカオスなキャラいっぱいおるやん。ああいうのは好きなん?

    松田:まずな、機会の問題でそのどちらも知らんねん。ガッシュに関しては実家に全巻あったからそれで知っているだけで。

    中垣:はいはい。

    松田:し、別に自分が好きで買ったわけでもなくて、あったから読んだだけやねん。

    中垣:それも不思議やけどね。

    松田:祖父母が書店やってたから、ちょっと欲しいとか言ったら全巻投下されるみたいなんがあってん。それで弟が言ってうちにやってきたんかな。

    中垣:そうか、なんかそういう話あったな。

    松田:だからガッシュについてしか知らんねんけど…ガッシュって出てくるみんな怪物みたいな感じで、あいつらが人間とニコイチになって王様決定戦を地上でやってるって話やねん。

    中垣:あ、そうなんや。はいはい。

    松田:ほんでガッシュが最後まで勝ち抜いて王様になるって話やねんけど…ここで大事なのは、ガッシュはやさしい王様になって、みんなで仲良く暮らしたいねん。負けたやつは基本そこで終わりで身体もなくなるみたいなノリやったはずやねんけど、自分が王様になって負けたみんなも元に戻してあげたいねん。

    中垣:そういうことか、勝てばいいってだけではないんや。

    松田:そう。戦いながらみんなが仲間になってくれるし、ガッシュを信じて託してくれる感じやねん。ガッシュは勝つねんけど、敗者を圧倒して排除するのではないねん

    中垣:なるほどね。それでいうと松田はブリーチは好きじゃないと思うよ。おれもあんま好きじゃない、悪ノリがすぎるのよ。ボーボボは小学生みたいなことずっとしてるからいいねんけど。

    松田:なるほどね。

    祖母は当時、何度教えても『ボボボーボ・ボーボボ』が言えず困ってました

    中垣:やっぱり外部性がないというかさ、そこを通じて世界に繋がっていく感覚に乏しい作品やと思うな。ノリは悪くないねんけど、でもちょっとXっぽいかな。

    松田:それはちょっとあかんね、外を向いてるふりして内側しか見てへん感じね。

    中垣:そうやね。

    松田:あとガッシュな、最後にまじで救いがたく闇の側で、闇すぎてもはや光みたいなやつが敵として残っててんけど、そいつもちゃんと最後は元に戻してあげてたような気がする。

    中垣:なるほどね。でも松田が好きなものって実際松田が好きそうやし、それっていいよな。

    松田:あ、ほんまに?

    中垣:だってm-floも松田好きやん? 音楽としてというよりはグループとしてというか…PVの感じとか。

    松田:それはそうやな。

    中垣:それはやっぱり分かるもん。つまり松田が好きっていうのとおれが好きっていうのが重なるポイントがm-floなんよ。

    松田:なるほどね笑

    中垣:おれは音楽路線で好きやねんけど、きっと松田は世界観路線で好きやし、おれもあの真の意味でのインクルーシブさみたいなものに救われている部分はあるし

    松田:真の意味でのインクルーシブさ、それはまじであるな。

    Aと、それと背反なĀが存在する(ように見える)とき、AでもĀでもいいよねというスタンスはダメダメの1.5流、見せかけのインクルーシブです。
    AとĀとの分別は観念の上での虚構にすぎません。その境界が引かれる以前、対立の残滓さえ拭い去られた地平から立ち上がる無分別の存在を認められるか、これこそがinclusivityにとって最大の試練と言えるでしょう。

    中垣:そうそう。あとは彼らの生い立ちが特殊っていうのもあるし…てかおれXGがすごいって共有メモに書いてたやん?

    松田:あれほんますごかったね、おれこの一週間ずっと聴いてたもん。

    XG / YouTube

    中垣:分かる。おれも一週間ずっと聴いてるし、PVもずっと見てる。

    松田:おれも大きいモニターにほんまに見なあかんやつ映して、ラップトップのディスプレイにこっそりPV流してた。

    中垣:あれはやばいよな。もちろん音楽だけで言ったらすごい音楽なんていくらでもあるねんけどさ、総合的にというか、おれ的に一番しっくりきている表現で言うと…あれはいろんなものを浄化してると思ってん。

    松田:はいはい。一番最初のフェーズにおいてはさ、何かとの対立においてしか表現し得ないものってあるわけやん。そういうのを全部詰め込んで、かつ摩擦がない感じがすごくある

    中垣:あ、そうやな。それめっちゃしっくりくるな。そこに写っているどのピースも、この時代にああいう表現をすることで、全てが自然なものとして形になっているっていう

    松田:うんうん。

    中垣:金字塔じゃない、あれまじで。

    松田:あのPVさ、ずっと「普通ですけど」みたいな感じやん?

    中垣:そう、でもあれおかしいよね。ずっとおかしいねん笑

    松田:あれがいいねんな。

    中垣:あれ絶対AIめっちゃ使ってるやん、でもそれがいやらしくもなくてさ。だからちょっと…2024年まで生きていてよかったって、ああいうの見ると思うよね。

    松田:いやほんまに。

    中垣:実家帰ったらおじいちゃんとかおばあちゃんに見せてあげようかな。絶対分からへんと思うねんけど、でもあなたはこういうのが生まれる時代まで生きたんだよって伝えたい。

    鬼じゃん

    松田:いや、あれはすごい好きやったな。

    中垣:他にもあれはいろんなレイヤーですごくてさ、例えば…まあ松田の方が楽しめる部分もあると思うねん。

    松田:はいはい。

    中垣:あれはもうひとつの見方としては、日本-韓国-アメリカの文化のバトンという側面があるわけ。日本-アメリカというインタラクションを通じて積み上げられた文化は既にあって、韓国とアメリカとの間でもそれはあるわけですよ。

    松田:なるほどな。

    中垣:BTSとかBLACKPINKとかね。ただ残念なことに日韓の文化はさ、アメリカとかヨーロッパを経由しないとインタラクトできない部分があったりするわけやんか。

    松田:まあ言いたいことは分かる。事実がどうかは知らんが、日米韓やと軍事演習できるけど日韓やとなんかちょっとちゃう感じになるみたいな。

    中垣:あ、そうそう笑

    松田:事実がどうかは知らんで。

    今日のレトリック
    「事実がどうかは知らんが」

    中垣:…みたいな中で、m-floというグループいるわけやん。VERBALは韓国人やし、LISAはコロンビアにルーツがあって、☆Taku Takahashiは日本人で、3人ともアメリカンスクールで出会ってて。

    松田:はいはい。

    中垣:てかVERBALって結構エリートなんやんね。日経新聞のインタビュー読んだことある?

    松田:ないわ。

    日本経済新聞

    VERBAL なぜ米エリート証券マンからラッパーに? – 日本経済新聞

    中垣:読んでみてほしい、なんか結構すごかった。VERBALってアメリカの大学出て現地で就職して、しばらく証券会社で働いてるねん。

    松田:ばりおもろいやん。 

    中垣:なんか普通にエリートやねん。ただラップも好きやからって感じで。で…m-floってすごいグループやんか。絶対にそのポジションからはブレないというか、J-POPっちゃJ-POPやねんけど、でもずっとm-floであり続けてさ。

    松田:うんうん。

    中垣:きっとメンバー全員どこかでアイデンティティクライシスがあっただろうし。それで…the Love Bugって曲があるやん、あれなんかはfeaturing BoAやからね。

    松田:うんうん。

    中垣:もちろん韓国にルーツのある人が日本の芸能界で活躍するみたいなのは昔からあったわけやけどさ、韓国の人が韓国人として日本でデビューするみたいな例はBoAとかくらいからやん。

    松田:はいはい。

    中垣:そもそも今のK-POPを見れば分かるけど、韓国とアメリカって独特の結びつきがあって、ヒップホップ文化は韓国の方が圧倒的に進んでたっぽいねんな。だからVERBALは結構難しいはずやねん、実は韓国でやった方が評価されやすい音楽を日本でやってたみたいな。

    松田:はいはい。

    中垣:その3つの国の間に立っているような感覚がすごく強かったであろう中で、それでも日本でやって、BoAをフックアップして…それでthe Love Bugの歌詞を見てみるとさ、サタデイにライミングする形でサランへって言ってるねん。これをやってるのは絶対にBoAやからなんよね。

    松田:なるほどね。

    中垣:その辺をどの程度に見せるかっていう、それはすごく難しかったんじゃないかと思うねんな。だって今ならまだ話はちゃうけどさ、20年前でしょ。そこで我慢した部分もあったんじゃないかな。

    松田:まあまあ。

    中垣:そういう文脈があって、ようやくBTSとかBLACKPINKみたいに突き抜けた王道の存在が出てきて、その結果NewJeansみたいなものも変化球として出せるようになるわけやん。

    松田:うんうん。

    中垣:そのNewJeansが採用した音楽っていうのが、USヒップホップではなくてUKのクラブサウンドなわけやん。2stepとかgarageとか。

    松田:うんうん。

    中垣:そこで「おやおやそれは20年前の日本でやってたやつがいるんだぜ」ってなって、それがm-floなわけやん。で…XGっていうグループはちょっと特殊やねん。メンバーは日本人やねんけどプロデュースの体制は韓国のそれなんじゃないかな、だってあのクオリティってちょっと異様やし。

    松田:なるほど。

    中垣:そこでm-floの曲をサンプリングするっていうのは、単純にいい曲だからってサンプリングする以上の意味があるわけよ。

    松田:なるほど。

    タタタラタラタッタ〜🎵

    中垣:要は全員が手を繋いでんのよね、泣けるよね。

    松田:ひとつの達成やね。

    中垣:そうなんよ、ほんまに。文化ってこうだよなって。UK garageと2stepの影響を受けて☆Taku Takahashiが曲を作って、そこにアメリカの影響を受けたVERBALがラップをのせて、そのバトンをXGのためにずっとそこで握っててん

    松田:はいはい。

    中垣:それで、やっと韓国でBTSとかBLACKPINKが出てきて、NewJeansも出てきて、その影響を受けて日本でも韓国のやり方でアイドルをプロデュースしようって流れがあってXGが出てきて…そのXGが採用したサウンドがm-floのサンプリングやったわけ。

    松田:おお、すごい。

    中垣:そういうコンテクストがあって、そこにのっている曲もPVもあのクオリティって、もう敵わないよね。東アジア音楽の金字塔じゃない?

    松田:うん。

    中垣:一人の天才による何かとは別のものとして、いろんな人が関わりあって生まれたものとして、共同で作る何かとしてね。

    松田:なるほど。

    中垣:まあm-floはね、ちょっと早すぎたんやろうなとは思う。もうちょっとあくがあった方がいい時代に、あそこまで達観したものを出すっていうのはね。

    松田:おれがm-floの音楽について分からんなりに分かるのがさ、あまりに風通しがいいというか、カラッとしてるのよね。それは聴けば分かるな。

    中垣:してるしてる。それはいろんなところに現れていてさ、例えば☆Taku Takahashiの作るサウンドの躊躇のなさとかね。あれはほんまに彼がそのときどきではまっている音楽をやってるだけって感じやから。だから初期の2step以降はおれはあんまり聴かへんねんけど。

    松田:なるほど。

    中垣:あとはフィーチャリングする相手、m-floの場合はlovesって言うけど、いい意味で見境がないんよね。だって和田あきこもやってるくらいやし…これもきっと意味があるんやって。

    ――結成4年の02年になぜLISAさんが脱退したのですか。

    「m‐floがデビューした直後から曲がヒットしたのですぐに仕事で忙しくなってしまいました。僕らも結構、頑張ったと思いますが、どうしてもストレスがたまると互いにピリピリしてくる。それにLISAは以前からソロ活動に専念したいという強い気持ちがあったようです。『脱退したい』と突然、LISAから告げられたときは、僕からすると、やや唐突でショックを受けました。せっかくm‐floとして売れていて、色々なことができるのにもったいないなというのが正直な気持ちでしたが、『本人が脱退したいと言っているのだから仕方がないか』と最終的に判断しました」

    「ただ困ったのがボーカルです。そこで固定ボーカルは置かずに、毎回異なるゲストボーカルを迎えて曲を作るという『Lovesプロジェクト』を始めてみることにしたんです。これは米人気歌手のファレル・ウィリアムスさんが率いるプロデューサー・ユニット『N.E.R.D』のようなフィーチャリング(客演)文化が根付いている米国のモデルをベースにした発想です。これまで坂本龍一さん、和田アキ子さん、Charaさん、BoAさんら40以上のアーティストとコラボしてきました」

    日本経済新聞

    m‐flo、15年ぶり完全復活 VERBALが語る絆 – 日本経済新聞

    松田:うんうん。

    脱退後のLISAと一緒にヒモとして世界一周旅行に行った(と言って憚らない)知り合いがおる顔

    中垣:もう全員とやってるし、それをlovesって言ってるのも素敵やん。もちろんBoAもやるし、Crystal Kayみたいなこれから出てくるR&B歌手もフックアップするし、遡ればDev Largeともやってるし。

    松田:うん。

    中垣:もうあらゆるジャンル、年齢、性別、ルーツのアーティストがm-floには登場するねん

    松田:ええやん。

    中垣:まあその見境のなさが自分はm-floのファンですと言いにくくしているところもあってん、好きな曲もそうじゃない曲もあるから。でも今はむしろそれがええんかなって思ってる。

    松田:うん、めっちゃええやん。

    中垣:m-floはまじですごい。ほんまに好きでよかった。

    松田:今回のタイトル、それで決まりやな。

    2024年10月26日
    Instagram Live

  • アーロンチェアよりまずは姿勢を良くしろな

    アーロンチェアよりまずは姿勢を良くしろな

    中垣:作業環境を見直そうと思ってんけど、いわゆるアーロンチェアみたいなんを買うか、今の雑魚折りたたみ椅子のままか、アルテックのスツールにするんかみたいな話があって。

    松田:うんうん。

    中垣:自分の中ではアルテックのスツールとかで十分なわけよ、エルゴノミクス系って座ってしっくりきたことがあんまりないし。そこの確認がしたかった。

    松田:なるほどね。

    Artek

    中垣:でも松田があれ系めっちゃいいとか言うなら、それはちょっと考えちゃうなとも思って。

    松田:それで言うなら今のおれはパイプ椅子、パシフィックに売ってるアメリカのメーカーの台湾製のやつと同じ型のアメリカ製のやつ。あれと天童木工のリングスツールを適当にローテーションしてる。

    中垣:あれな、グレーのやつやんな。

    P.F.S. Online Shop

    松田:そう、あの剛性やたら高いやつ。まあエルゴノミクス系はな…ショールームで座って「こういうアプローチな」とはなるよ。ああやって何してもカバーしてくれる感じが素敵っていうのは分かる。

    中垣:うんうん。

    松田:ただね、別にああいうアプローチによってカバーせなあかん弱みがないねん。腰弱いとかないし。

    中垣:ああ…まあそうか。

    松田:それはあると思うで。椅子に座っているだけで腰が死ぬ人とそうじゃない人はいて、おれは後者やもん。

    中垣:まあそうやんな。

    松田:そもそもな、別に安い椅子でもちゃんと座れはするねん。要は座るときにきちんと骨盤を立てて座っているかどうかなだけで、別にどんな椅子でも正しい座り方はできるやん

    姿勢は歯磨きとかと一緒

    中垣:そうやんな笑

    松田:ただ、正しくない座り方をする誘引みたいなものがあるのは分かるし、安物のオフィスチェアには特にそれがある。それを前提とするのであれば、その先の解としてアーロンチェアが出てくるのも分かる。

    中垣:うんうん。

    松田:どんな椅子であれきちんと座ればそれで問題ないし、そうする方がなにかと都合がいいに決まってる、これがおれが採用している説明。まあ強いて言えばアーユルチェアはいいと思うけど

    中垣:あれはまたちょっと別件やろ。

    アーユル・チェアー

    NIGOの愛用品で一番ださいのがたぶんこれ

    松田:まあそうかな。でも「しっかりとした椅子で背もたれも欲しいけど、それを与件にすると安物では不具合が生じがちなのでアーロンチェアに25万円出すことにしました」みたいなのとは別の世界観の、安物の椅子でもきちんと座ることのできる人に向けた、さらに高度な修行をするためのアイテムとしてはまあ納得できるで

    中垣:うんうん。

    松田:そういう物としては完成度高いよ。座るとスッとする。

    中垣:まあいわゆるサドルチェアみたいなのってあるけどさ…おれも同じように思ってて、アーロンチェアって過剰なのよね。

    松田:そうそう。

    中垣:あとおれは松田と違って、きちんと座れないし座らないねん。めっちゃ…もうほんまに身体柔らかいし。そうなるとアーロンチェアとかちょっと違う気がせん?

    よく喋るタコ

    松田:そう思うよ。

    中垣:だっておれ椅子の上でずっと動いてるもん。

    松田:アーロンチェアはウコンの力と一緒やな、じゃあもう最初から酒を飲むなって話になる。

    中垣:そうやね笑 やっぱオーバーキルしてる感じがあるよな、ちょっとその辺の確認がしたかった。

    松田:あとあれ系の椅子な、値段が高いのもあるし、でかくて邪魔やねん。

    中垣:そうやねん、そう。

    かさばる椅子のために家賃払いたくない

    松田:それでいくとスツールはもう最強やろ、机の下に入れられるし、横通っても邪魔じゃないし。

    中垣:後ろからも座れるし、回転できるし

    松田:スツールやったらキャスター要らんもんな。

    中垣:キャスターも良し悪しやからね。あれがあるとグッと踏ん張れなくなるからね。

    松田:そう、だからオフィスチェアの呪いっていうのがたぶんあるねん。それに甘んじなければならないのだとしたらアーロンチェアやねんけどな…でもおれは嫌い。最初から姿勢良くしてればええもん、たばこ吸いながらホワイトニング行くみたいなのはちゃうよ

    中垣:てか今叩き売られているらしいね。

    日本経済新聞

    ハーマンミラーの高級椅子が値崩れ 米経済の変調映す? – 日本経済新聞

    松田:見た見た笑 こんなんあるんやとか思ったわ。でもその辺もやっぱアーロンチェアは嫌やで。なんか逆にアホっぽくない? メンサとかと同じ気がする。

    中垣:そうやな笑 ただあのカテゴリーの中では偉いというか、エルゴノミクス系の中ではアーロンチェアなんかなとも思ってる。今ああいうの増えすぎちゃってるから。

    松田:あとまあさ、より一般論としてランバーサポートはやっぱり偉大やと思うで。

    中垣:てかランバーサポートってなんなん?

    松田:腰をグッと押し出してくれるやつ。例えば…まあランバーサポートが登場する場面は基本的におかしいねん、飛行機のフルフラットのシートとか、高級サルーンの後部座席とかね。

    中垣:はいはい。

    松田:そもそも普通に座っているだけで前に滑っていくような椅子が存在することがおかしいやん。ただどうしてもそういう条件を受け入れなければいけないのであれば、ランバーサポートの有無は快適さに大きく関わるよ。だからまあ乗り物とかならね。

    中垣:はいはい、そういうことやんね。だから案外さ、エルゴノミクス系のチェアをいいと思っている人は実際にそう感じてるんかもね。

    松田:うん、それはそうやと思うで。

    中垣:じゃあそう感じてないおれは、やっぱ買わんでもいいってことやんな。

    松田:そう思う。あれが必要な人はおるけど、その必要があれば自覚あると思う

    中垣:おれさ、ああいうキャスターのついたオフィスチェアの場合、背もたれを横にして肩肘をそこにかけながら座りたくなるねん。分かる?

    松田:そういうことね笑

    車駐車するときにモテるとされてる所作ずっとやってるやつ

    中垣:でもアーロンチェアはヘッドレストが高すぎて手を回せないねん、それもむかついてる。やっぱ買うべきじゃないんやな。

    松田:笑

    中垣:じゃあ次の問題は、アルテックの一番シンプルなスツール60なのか、背もたれのついたチェア65なのかっていう

    松田:どっちもあるな…これ難しいね。

    中垣:やろ、そうでしょ。

    Artek

    松田:おれがリングスツールと折りたたみ椅子をローテしてるのはさ、やっぱりたまには背もたれが欲しいねん。そういうタイミングはあるねんな。

    中垣:あるやんな、それなんよ。ただ例えば、そばにソファがあってたまにそっちいくとかでもええなとは思ってる。

    松田:ああ…まあな。ただおれはそれをするとそのまま寝ちゃうから。

    中垣:そっかそっか。

    そうか?

    松田:それでいくとアーユルチェアがええと思うのはね、腰の支えが背もたれ欲を過不足なく満たしてくれる感じがあるねんな。あれなら一脚で全部いける気もする。

    中垣:でもあれは座る方向が決まってるやん、どの方向にも座れるわけじゃないでしょ。

    松田:まあそれはそう。

    中垣:そこがスツールは偉大やねんな。

    松田:やっぱおれスツール60な気がするで。結局おれもあれにしようかなって最近思ってるもん。座面がべたっとしてるのがいいよね。

    中垣:そうそう。あれは地面を嵩上げしてるだけやから、別にあぐらで座ってもいいのよね。座敷と一緒

    松田:ツルツルやから座りやすいのもいいな。変な穴とか段差とかついててさ、これパンツのボタン持ってかれたりせんのかなとか、そういうの考えたくないやん。

    あとはハイテンションのポリエステルメッシュの座面、あれパンツの生地秒で死ぬから嫌い

    中垣:あ、分かる分かる。あとはあれ400ドルとかやし。

    松田:うそ、今見たら日本やったら35,000円とかやで…でもそうか、むしろこっちが安い気がするな。なんか前とそんな変わってへん気がする。35,000円はめっちゃいいな。

    中垣:これたぶんやけどアメリカはアルテックは弱い気がする、あんま見ないし。あと何がいいって一生捨てへんやん、スツールとして期待できなくなっても花瓶とか本置いとけばいいし

    松田:確かに、これを捨てる人生のシナリオはおれにもない気がするな。

    中垣:てかおれが使ってたスツール60ってどこにあるん? タカにあげたんかな…

    松田:笑 おれの手元にはハードオフで1500円で買ったランプしか残ってないで。

    中垣:とにかくあれがいいのはさ、確かに一般的には言うても高いし、IKEAで似たようなやつ買える…って話があると思うやん?

    松田:はいはい。

    IKEA

    中垣:…と思うねんけど、板厚が全然違うねん。で、この違いっていうのが座ったときの剛性の違いになるねん。とくに脚かな、2本脚だけで後ろにもたれても痛む感じがしない、これがいいよね。

    小学生でさえ怒られる座り方な

    松田:てか中垣のあれって買ったやつ? 大学からパクったやつ?

    中垣:パクったやつやで、由緒正しきスツール60。

    松田:なるほどね、そういうことしそうと見せかけてちゃんと買ったのパターンじゃないんや。もう半周回ってパクったんや。

    中垣:でもあれやで、ほんまは土木工学の方の2階にいくとチェアの綺麗なやつが、パクっても絶対ばれへんくらい何十脚もあってん。でもさすがにそれは躊躇したよ。そうじゃなくて製図室にある、もはや誰もアルテックだと認識してないボロいやつにした。おれがその存在に気づいたから、おれが大事にするよって。これはいいことやから。

    松田:製図室か、ほとんど部室みたいなとこやしな。それならまあどうとも言えん。

    中垣:誰のかも分からへんし。

    松田:先輩が置いてった私物かもしれんしな。

    中垣:うん、まあたぶん違うで。いつかの先生が予算の中から買ったやつやと思う。でも大学ってやばいよな、一脚100万円するカッシーナとか普通にあったもんな。あんなんどうせ学生が鼻くそつけてるんでしょ。

    松田:おれの知ってる学生は鼻くそつけへんで。

    中垣:あとあれや、ローズベーカリーってあるやん? あそこはそもそも内装いい感じやけど、あそこもスツール60使ってるやん。なんかさ、好きな物同士が一緒にいるとこを見ると、間違ってなかったんやなって思うやん。

    DSMG PAPER

    松田:ローズベーカリーそんな感じやったっけ。

    中垣:しかもアルテックの中からスツールもチェアも、いろんな時代と色をごっちゃにして使ってるねん。丸の内のギャルソンのとこのローズベーカリー、あそこの感じすごい好き

    2024年10月5日
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  • アーロンチェアよりまずは姿勢を良くしろな

    アーロンチェアよりまずは姿勢を良くしろな

    中垣:作業環境を見直そうと思ってんけど、いわゆるアーロンチェアみたいなんを買うか、今の雑魚折りたたみ椅子のままか、アルテックのスツールにするんかみたいな話があって。

    松田:うんうん。

    中垣:自分の中ではアルテックのスツールとかで十分なわけよ、エルゴノミクス系って座ってしっくりきたことがあんまりないし。そこの確認がしたかった。

    松田:なるほどね。

    Artek

    中垣:でも松田があれ系めっちゃいいとか言うなら、それはちょっと考えちゃうなとも思って。

    松田:それで言うなら今のおれはパイプ椅子、パシフィックに売ってるアメリカのメーカーの台湾製のやつと同じ型のアメリカ製のやつ。あれと天童木工のリングスツールを適当にローテーションしてる。

    中垣:あれな、グレーのやつやんな。

    P.F.S. Online Shop

    松田:そう、あの剛性やたら高いやつ。まあエルゴノミクス系はな…ショールームで座って「こういうアプローチな」とはなるよ。ああやって何してもカバーしてくれる感じが素敵っていうのは分かる。

    中垣:うんうん。

    松田:ただね、別にああいうアプローチによってカバーせなあかん弱みがないねん。腰弱いとかないし。

    中垣:ああ…まあそうか。

    松田:それはあると思うで。椅子に座っているだけで腰が死ぬ人とそうじゃない人はいて、おれは後者やもん。

    中垣:まあそうやんな。

    松田:そもそもな、別に安い椅子でもちゃんと座れはするねん。要は座るときにきちんと骨盤を立てて座っているかどうかなだけで、別にどんな椅子でも正しい座り方はできるやん

    姿勢は歯磨きとかと一緒

    中垣:そうやんな笑

    松田:ただ、正しくない座り方をする誘引みたいなものがあるのは分かるし、安物のオフィスチェアには特にそれがある。それを前提とするのであれば、その先の解としてアーロンチェアが出てくるのも分かる。

    中垣:うんうん。

    松田:どんな椅子であれきちんと座ればそれで問題ないし、そうする方がなにかと都合がいいに決まってる、これがおれが採用している説明。まあ強いて言えばアーユルチェアはいいと思うけど

    中垣:あれはまたちょっと別件やろ。

    アーユル・チェアー

    NIGOの愛用品で一番ださいのがたぶんこれ

    松田:まあそうかな。でも「しっかりとした椅子で背もたれも欲しいけど、それを与件にすると安物では不具合が生じがちなのでアーロンチェアに25万円出すことにしました」みたいなのとは別の世界観の、安物の椅子でもきちんと座ることのできる人に向けた、さらに高度な修行をするためのアイテムとしてはまあ納得できるで

    中垣:うんうん。

    松田:そういう物としては完成度高いよ。座るとスッとする。

    中垣:まあいわゆるサドルチェアみたいなのってあるけどさ…おれも同じように思ってて、アーロンチェアって過剰なのよね。

    松田:そうそう。

    中垣:あとおれは松田と違って、きちんと座れないし座らないねん。めっちゃ…もうほんまに身体柔らかいし。そうなるとアーロンチェアとかちょっと違う気がせん?

    よく喋るタコ

    松田:そう思うよ。

    中垣:だっておれ椅子の上でずっと動いてるもん。

    松田:アーロンチェアはウコンの力と一緒やな、じゃあもう最初から酒を飲むなって話になる。

    中垣:そうやね笑 やっぱオーバーキルしてる感じがあるよな、ちょっとその辺の確認がしたかった。

    松田:あとあれ系の椅子な、値段が高いのもあるし、でかくて邪魔やねん。

    中垣:そうやねん、そう。

    かさばる椅子のために家賃払いたくない

    松田:それでいくとスツールはもう最強やろ、机の下に入れられるし、横通っても邪魔じゃないし。

    中垣:後ろからも座れるし、回転できるし

    松田:スツールやったらキャスター要らんもんな。

    中垣:キャスターも良し悪しやからね。あれがあるとグッと踏ん張れなくなるからね。

    松田:そう、だからオフィスチェアの呪いっていうのがたぶんあるねん。それに甘んじなければならないのだとしたらアーロンチェアやねんけどな…でもおれは嫌い。最初から姿勢良くしてればええもん、たばこ吸いながらホワイトニング行くみたいなのはちゃうよ

    中垣:てか今叩き売られているらしいね。

    日本経済新聞

    ハーマンミラーの高級椅子が値崩れ 米経済の変調映す? – 日本経済新聞

    松田:見た見た笑 こんなんあるんやとか思ったわ。でもその辺もやっぱアーロンチェアは嫌やで。なんか逆にアホっぽくない? メンサとかと同じ気がする。

    中垣:そうやな笑 ただあのカテゴリーの中では偉いというか、エルゴノミクス系の中ではアーロンチェアなんかなとも思ってる。今ああいうの増えすぎちゃってるから。

    松田:あとまあさ、より一般論としてランバーサポートはやっぱり偉大やと思うで。

    中垣:てかランバーサポートってなんなん?

    松田:腰をグッと押し出してくれるやつ。例えば…まあランバーサポートが登場する場面は基本的におかしいねん、飛行機のフルフラットのシートとか、高級サルーンの後部座席とかね。

    中垣:はいはい。

    松田:そもそも普通に座っているだけで前に滑っていくような椅子が存在することがおかしいやん。ただどうしてもそういう条件を受け入れなければいけないのであれば、ランバーサポートの有無は快適さに大きく関わるよ。だからまあ乗り物とかならね。

    中垣:はいはい、そういうことやんね。だから案外さ、エルゴノミクス系のチェアをいいと思っている人は実際にそう感じてるんかもね。

    松田:うん、それはそうやと思うで。

    中垣:じゃあそう感じてないおれは、やっぱ買わんでもいいってことやんな。

    松田:そう思う。あれが必要な人はおるけど、その必要があれば自覚あると思う

    中垣:おれさ、ああいうキャスターのついたオフィスチェアの場合、背もたれを横にして肩肘をそこにかけながら座りたくなるねん。分かる?

    松田:そういうことね笑

    車駐車するときにモテるとされてる所作ずっとやってるやつ

    中垣:でもアーロンチェアはヘッドレストが高すぎて手を回せないねん、それもむかついてる。やっぱ買うべきじゃないんやな。

    松田:笑

    中垣:じゃあ次の問題は、アルテックの一番シンプルなスツール60なのか、背もたれのついたチェア65なのかっていう

    松田:どっちもあるな…これ難しいね。

    中垣:やろ、そうでしょ。

    Artek

    松田:おれがリングスツールと折りたたみ椅子をローテしてるのはさ、やっぱりたまには背もたれが欲しいねん。そういうタイミングはあるねんな。

    中垣:あるやんな、それなんよ。ただ例えば、そばにソファがあってたまにそっちいくとかでもええなとは思ってる。

    松田:ああ…まあな。ただおれはそれをするとそのまま寝ちゃうから。

    中垣:そっかそっか。

    そうか?

    松田:それでいくとアーユルチェアがええと思うのはね、腰の支えが背もたれ欲を過不足なく満たしてくれる感じがあるねんな。あれなら一脚で全部いける気もする。

    中垣:でもあれは座る方向が決まってるやん、どの方向にも座れるわけじゃないでしょ。

    松田:まあそれはそう。

    中垣:そこがスツールは偉大やねんな。

    松田:やっぱおれスツール60な気がするで。結局おれもあれにしようかなって最近思ってるもん。座面がべたっとしてるのがいいよね。

    中垣:そうそう。あれは地面を嵩上げしてるだけやから、別にあぐらで座ってもいいのよね。座敷と一緒

    松田:ツルツルやから座りやすいのもいいな。変な穴とか段差とかついててさ、これパンツのボタン持ってかれたりせんのかなとか、そういうの考えたくないやん。

    あとはハイテンションのポリエステルメッシュの座面、あれパンツの生地秒で死ぬから嫌い

    中垣:あ、分かる分かる。あとはあれ400ドルとかやし。

    松田:うそ、今見たら日本やったら35,000円とかやで…でもそうか、むしろこっちが安い気がするな。なんか前とそんな変わってへん気がする。35,000円はめっちゃいいな。

    中垣:これたぶんやけどアメリカはアルテックは弱い気がする、あんま見ないし。あと何がいいって一生捨てへんやん、スツールとして期待できなくなっても花瓶とか本置いとけばいいし

    松田:確かに、これを捨てる人生のシナリオはおれにもない気がするな。

    中垣:てかおれが使ってたスツール60ってどこにあるん? タカにあげたんかな…

    松田:笑 おれの手元にはハードオフで1500円で買ったランプしか残ってないで。

    中垣:とにかくあれがいいのはさ、確かに一般的には言うても高いし、IKEAで似たようなやつ買える…って話があると思うやん?

    松田:はいはい。

    IKEA

    中垣:…と思うねんけど、板厚が全然違うねん。で、この違いっていうのが座ったときの剛性の違いになるねん。とくに脚かな、2本脚だけで後ろにもたれても痛む感じがしない、これがいいよね。

    小学生でさえ怒られる座り方な

    松田:てか中垣のあれって買ったやつ? 大学からパクったやつ?

    中垣:パクったやつやで、由緒正しきスツール60。

    松田:なるほどね、そういうことしそうと見せかけてちゃんと買ったのパターンじゃないんや。もう半周回ってパクったんや。

    中垣:でもあれやで、ほんまは土木工学の方の2階にいくとチェアの綺麗なやつが、パクっても絶対ばれへんくらい何十脚もあってん。でもさすがにそれは躊躇したよ。そうじゃなくて製図室にある、もはや誰もアルテックだと認識してないボロいやつにした。おれがその存在に気づいたから、おれが大事にするよって。これはいいことやから。

    松田:製図室か、ほとんど部室みたいなとこやしな。それならまあどうとも言えん。

    中垣:誰のかも分からへんし。

    松田:先輩が置いてった私物かもしれんしな。

    中垣:うん、まあたぶん違うで。いつかの先生が予算の中から買ったやつやと思う。でも大学ってやばいよな、一脚100万円するカッシーナとか普通にあったもんな。あんなんどうせ学生が鼻くそつけてるんでしょ。

    松田:おれの知ってる学生は鼻くそつけへんで。

    中垣:あとあれや、ローズベーカリーってあるやん? あそこはそもそも内装いい感じやけど、あそこもスツール60使ってるやん。なんかさ、好きな物同士が一緒にいるとこを見ると、間違ってなかったんやなって思うやん。

    DSMG PAPER

    松田:ローズベーカリーそんな感じやったっけ。

    中垣:しかもアルテックの中からスツールもチェアも、いろんな時代と色をごっちゃにして使ってるねん。丸の内のギャルソンのとこのローズベーカリー、あそこの感じすごい好き

    2024年10月5日
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  • Jamie xxの新譜ええぞ

    Jamie xxの新譜ええぞ

    松田:ちょい瑣末な話題を消化しとこか。中垣が教えてくれたJamie xxのアルバム、この一週間で聴いたで。

    中垣:あれね、In Wavesね。

    松田:あれやっぱ良かったよ。まあこれまで中垣が教えてくれた2stepはわりと聴いたから、それこそ一曲目のこの感じは前にも聴いたことあるなみたいな感覚が…明確にこれとは分からなくてもあったし。

    中垣:うんうん。

    松田:そういうのがコロコロ出てくる感じは、2stepの文脈にあるカードを手を変え品を変え出されている感じがあって楽しいよ

    中垣:LINEでも言ってたよね、ジーニーのあれでしょ。

    松田:そうそう。ジーニーが最初に出てきたときに、こんなこともあんなこともできるぜって言って披露するシーンな。

    DisneyMusicVEVO / YouTube

    中垣:確かにそういう感じめっちゃあるな。でもそれって結構重要で、Jamieは才能があるからケチらへんのよね。他にもできることがあると匂わすために隠すんじゃなくて、最初から全部出してくれる感じ。あれは彼ならではというか、あれだけの実力がないとできひんって感じはする

    うわ commmon と一緒やん

    松田:あとはオーディエンスの方を向いている感じがすごくあると思った。

    中垣:そうそう。

    自分の能力の卓越を知っているのであれば、自分と周囲の世界との非対称性の中でその能力を行使し、世界において自分にしか果たせない役割を引き受けたいと思うのは当然のことです。

    松田:すごくテンポが早いマジックショーにも似てるかも。なんしかみんなの方向を見てるよね。

    中垣:そうやねそうやね。まあひとつにはさ、いわゆるクラブ系のアーティストがやるみたいに、トラックとトラックの間がシームレスにつながるように作っているっていうのはあるけど…でもやっぱり、まさに松田が言ったみたいにリスナーを向いている感じというか、人を向いている感じっていうのはあるよね

    松田:気持ちの悪い阿吽をやるための相手に向けてじゃなくてね。それってもう聴くだけで分かるもん。

    中垣:うん。コンテクストなしでも楽しめるような、そういう感じはある。そこがJamieがJamieたる所以って感じがするね。

    松田:この話、サイトにアップしたいと思う?

    中垣:別にどっちでもいいかな…でもクイックに楽しめる仕上がりにまとまるならいいかも。

    松田:そうやんな、あんま抽象的な話ばっかでもだるいしな。あくまで具体に留めて、明日聴くアルバムをご提案って感じで。

    音楽好きならば、ダブステップという言葉は聞いたことがあるはず。その由来は2stepにあり、遡ればgarageに行き着く。極めてタイトなスネアやハット、変則的なビート、16分のハネ感、キー移動だけの地に足つかないコードトーンetc…偉大なる発明は今の音楽にも息づいている。2-stepの家系をたどるプレイリストです。

    2024年10月5日
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